ありえない…ありえないよ。


はあ…。


そんな自己嫌悪に慕っている中、先生のドデカイ声が、鼓膜を震わせた。


「えー、今から登山をはじめる。昼頃には、つく予定だ。飯は、山の上にあるレストランで食うぞ。じゃっ、開始!」



…なんか、かなり適当だな。


そんな風にも思いながら、私は、先生の言葉に軽く頷いた。