意地悪王子と仮契約!?



「ちょ、アンタ何!?そんな堅苦しい顔しちゃってさあ〜!!」


そんな私のうめき声にも似た声を、耳にした梨勢がこちらを怪訝そうに見つめる。


「え?だって、李雨せんぱ…」



___________キーンコーンカーンコーン


「うぉ⁉︎やば‼︎予鈴なった‼︎急ご!」

「あっ、うん!」



私の伝えようとした声は、チャイムと梨勢の声で打ち消された。



”李雨先輩って、どんな人なんだろ?”
そう伝えようとしていたのに。