「おーっと、李雨!!…と、可愛い子ちゃんじゃん!」


……可愛い子ちゃん?


私は、大きく首をかしげる。


だって、そんな人、今ここにいないもん。


「やっぱり、可愛い〜!いいなあ、李雨
こんな子と付き合えてさあ〜」



"付き合え"その言葉に体が、過剰に反応する。


そうだ、演技!


演技しなきゃ!!!