そんな事を、考え直立している私の手を無理やり引くと、先輩は、私を裏庭へ連れてきた。
「よし、これで、まあおさまんじゃね?」
そう言って、ニヤリと笑う李雨先輩。
私は、全くニヤリじゃありませんけど。
嬉しくないので。
「あの、先輩。私って、どういう立ち位置なんでしょうか?彼女なんですか?」
まあ、一応聞いておく。
だって、先輩ってばよくわからないんだもん。
「はあ?…ん、まあ。彼女だな。」
少し照れたように、頭をかく先輩。
頬は、すこし赤みを帯びていた。
……え。
…………先輩。
……え?
もしかして…っ‼︎