意地悪王子と仮契約!?



ん〜っ!!!


こうなったら、私から!!!!


そう思った私は、大きく口を開いた。


「せっ、せせせせ先輩!!」


「ん?なに?」


私の大きな声に、驚く素振りも見せず、首を横に傾げる先輩。



「先輩の誕生日、近いんですよね?何か、欲しいものとかありますか?」



……平常心、平常心……。


そう思いながら、先輩に問いかける。



「ん?あー、…。」



先輩は、迷う素振りを見せたあと、「あ、ある。」と、手を打った。



「え!?なんですか?」



私は、少しドキドキしながら、そう尋ねた。



「心菜。心菜が欲しい。」


「……へっ!?」


そういって、イタズラな笑みを浮かべる先輩に、私はドキドキと心臓を高鳴らせる。


「あと、俺のこと、李雨って呼んで欲しい。それと、敬語は使うな。」