意地悪王子と仮契約!?



そう思い、目をつむった時だった。


_______________バシャンッ…


「あっつ…!!!」


いきなり、そんな声が聞こえたかと思うと、私の腕は強い力から解放された。


「あっ、ごめーーん。手が滑りやしたーー。」


のと、同時くらいに頭上からそんなドス黒い声が鼓膜を響かせた。


そして、グイッとその声の持ち主に、引き寄せられる。


そのはずみで、私はふいっと上を見上げた。


「…っ!?せんぱ…い」


そこには、両手にコーンスープを持った先輩が、鬼の形相で立っていたのだ。


「なっ!!てめぇ……っ!!!」


そう言って、先輩に殴り込みにくる見知らぬ人。


……危ないっ!!!


先輩を助けに行こうとする……、



_______________が……、



先輩は、そんなパンチを軽く避け、


「これ、俺の女だから。触んじゃねーよ!!!」


そう叫んだ。