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「髪良し、服良し、メイクも…、よし!」
私は手鏡でそう確認すると、ドキドキと心を弾ませた。
今日は、先輩と遊園地デート。
ここは、結構有名な所で、人が多い。
けど、今日はあまり人がいなくて、少しガラッとしてる。
少し肌寒いけど、マフラーもきちんとしてるし大丈夫。
…んふふっ。
なんか、嬉しすぎて、走り回りたい…っ!!!
そう思い、一人ニヤついていた時だった。
「ねえ〜、お姉さん、かわいいねー!」
「うおー!本当だ!めっちゃかわいいじゃん!」
そういって、いきなり私の周りを取り囲む若いお兄さんたち。
「えっと、ありがとう…ございます?」
”かわいいじゃん”って言ってもらえたんだし、ここは一応ありがとうを言っておく。
「お、おう。って、なあお姉さん!俺らと一緒に、遊ばねー?」
「えっ?」
そう言って、強引に私の腕を掴む見知らぬ人。
「ちょっ、あのっ!やめてくださいっ」
そう言って、その男の人の力に、精一杯抵抗してみるが、やはり勝てっこない。
……怖い。
……痛い。



