意地悪王子と仮契約!?



「なんか、あったい物でも食うか?俺、おごるし。」


そう言って、優しく微笑む先輩に少し、ドキドキと、胸を高鳴らせながら、私は「ありがとうございます」と、呟いた。


「おう。じゃあ、何がいい?」


「えっと、じゃあ。」


私は、近くにある自動販売機を指差して、


「コーラ!」


と叫んだ。


「ぶはっ…!!」


「ふえ……っ!?」


いきなり、先輩が吹き出したのを見て、驚く私。


「おまっ、……なんでそこコーラ?ズレてるよなー!寒くねーの?」


そう言って笑う先輩に、私はプクゥと頬を膨らませる。


「わっ、私の勝手じゃないですかあ!先輩の、ばか。」


「ごめんって。」


そう言って、今もなお笑づつける先輩を、睨む。


「じゃあ、コーラだな?待ってろ。」


そう言って、自動販売機に走っていく先輩。