意地悪王子と仮契約!?



外は、寒くて凍えそう。


さすが冬だなあ、なんて思いながら、私はずっと、下を向いたまま。


だって、なんだか緊張しちゃって…。


チケット…いつ渡そうかな。


そう思い、少し焦っていた時だった。


「心菜…、」


「……え?」


いきなり、隣から声がしたと思うと、先輩の顔が、すごく近くに迫っていた。


……なななななにーー!?


そう思い、固く目を瞑る。



「めっちゃ、寒そうじゃん。ホラ、ほっぺ…こんなに、冷たい。」


「……〜っ///」


そう言って、私の頬を優しく撫でる李雨先輩。


先輩の暖かい手が、私に触れてる…っ!?


そう気付いた時は、もうパニック寸前。



だって、だってだって!


めっちゃドキドキするんだもん!