私は、まだ熱をもつ頬を手で、冷やしながら、俯いた。
……このチケット、渡すのさえもドキドキで緊張するっていうのに〜〜っ。
私は、こんな気持ちのまま、今日の授業を、受けていた。
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「梨勢〜〜、今日先輩と帰るね」
「うん、りょーかい!頑張んなよ〜?」
そう言って、ニヤニヤする梨勢にコクリと静かに頷くと、先輩の教室へと向かった。
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「りっ、李雨先輩っ‼︎」
「あ、心菜。」
私のそんな声に、気付いたのか、先輩が私に、手を振ってくれた。
「ごめんな、待たせて。んじゃ、行くか」
先輩は、私の元へ駆け寄ってくると、そう優しく言い放った。



