「ごめん、杉崎。」
「…うん……」
そう言って、項垂れている杉崎をみて少し申し訳なく思う。
きっと今は、李雨先輩の事をおもっているんだろう。
杉崎の事だから、きっと。
「もう、帰っていーよ。ごめんな、」
そう言って、俺は杉崎の頭を優しく撫でた。
「ありがとう」
そう言いながら。
「うん、ばいばい。」
そう言ってトボトボ帰って行く杉崎は、やっぱり小さくて、女の子で。
俺の好きな杉崎で。
けど、もう……。
やめなきゃな。
このままじゃ、杉崎にも悪いし。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…