「じゃあ、お詫びになんかしてよ。」
「えっ、さっき笑ったくせに……」
「……ん?」
「ぬぁっ!なっ、なななんもないっ!何すればいいのっ?」
そう言って、首を傾げる杉崎をジッと見つめる。
「…おーい?栗生くっ⁉︎」
俺は、そう発する杉崎を無理やり引き寄せた。
「ちょっ、栗生くん…困るよ。」
そう言って、俺の力に抵抗する杉崎。
俺の力に、抵抗できるはずねーのに。
杉崎は、相変わらず小さくて、あったかくて、いい香りがする。
…………あぁ、好きだなあ。
俺は、そう確認すると、すぐ杉崎から体を離した。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…