「もういいよ、もう。」
「……え?」
「逆に、悪かったな。」
そんな俺の謝罪の言葉に、唖然とする七瀬。
だってそうだろ、七瀬。
確かに、お前は嘘をついた。
そのせいで、心菜は傷ついた。
けど、……七瀬は俺のために、
俺のそばにいて、元気付けてくれた。
だから、怒るなんて、むりだ。
俺は、お前を怒れない。
逆に、感謝しなくちゃいけないのは、俺だし、謝らなきゃいけねーのも俺だ。
「ありがとな、七瀬。」
俺は、そういうと七瀬に優しく笑った。
「り、……うっ」
「おっ、おい、もう泣くなって。」
俺は、優しく七瀬の頭を撫でた。



