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「はあ…、楽しかったねー!つか、美味しすぎた!!」
「うんうん!それね!!」
午後4時ごろ。
私たちは、繁華街でウロウロしていた。
「ねえ、あの店入んない?」
「えっ!?また、食べるの!?」
そんな、会話をしながら…。
「心菜ちゃん!!!」
そんな時、いきなり後ろから名前を呼ばれ、バッと振り返る。
「え、あ!あの時の…」
「うん!李雨の親友の、爽だよ!」
そう言って優しく微笑む爽くん。
「なに?どうしたの?」
私は、そんな爽くんにそう問いかけた。
その質問の途端、いきなり爽くんから笑顔が消えた。
「李雨が、…倒れた」