「なあ、李雨。お前、何も覚えてねーの……?」 「……は?」 そんな爽の言葉に、首をかしげる。 「今の李雨は、心菜ちゃんのコト、杉崎って呼んでるけど、記憶なくす前は、心菜って呼んでたんだぜ?」 「な、なんで、だよ?」 俺が、心菜って……? そんな唐突な言葉に、ビックリする俺。 「まじかあ。心菜ちゃん、可哀想だなあ。お前と心菜ちゃん、あんなにラブラブだったのに。」 「はっ!?」