意地悪王子と仮契約!?



そう思い固く目を瞑った。


その時だった。


「杉崎……っ?」


そんな声が、耳に入る。


……えっ!?


だれ??


そう思っていたのも束の間、私は勢いよく、階段からずり落ちた。


それと同時に、持っていた紙束も一緒にヒラヒラと舞う。



けど……__________。


「……っと」


そんなかすかな声が、鼓膜を震わせ、背中に温かみを感じる。


私は、ゆっくりと後ろに振り向くと唖然した。



「……栗生く、ん?」


なんで、栗生くんがいるんだろ?


栗生くんの事は、あんまりよく知らないけど……確か、サッカー部のはずじゃ?


そう思い、フと近くの窓を覗く。


……うん、サッカーやってる。


休憩じゃ、ないよね?


じゃあ、どうして……?


そう思い、栗生くんの顔を見上げる。