「……うぐ…っ。うぁ…っ」


ハアハアハアと、切れる息と共に、すごい勢いで、流れ落ちる大粒の涙。


校庭なのにも関わらず、

すぐ隣にざら板がひいてあり、いつ人が来るかわからない状況にも関わらず、

涙は、どんどん溢れてくるわけで。

なんだか、虚しくなってきた。

バカだーー。


あんなこと、言わなきゃよかった。


言ってなかったら、先輩と一緒にお昼を過ごすことが出来たのに。


もう、とことん自分に呆れる。


そう思いしゃがみこんだ時だった。


「あれ…?杉崎じゃん。大丈夫?」


「……ふえっ!?」