「先輩…っ!!!屋上で一緒に、食べましょうっ!」


翌日。

私は、早速先輩に、もうアタック。

もちろん、梨勢には伝え済み。


先輩が記憶をなくす前は、いつもこうやって私を呼びに来てくれてましたよね。


だから、次は私が先輩を振り向かせる番です。


だからもし、先輩の記憶が戻らなかったとしても、またもう一度、先輩に見てもらえるように。


”好き”って言ってもらえるように。



………私は、頑張りますから。


誰に何と言われようが、


七瀬さんに睨まれたって、


私はもう、諦めたりなんかしないもん!