「わかりました、先輩。」

「……は?」


私は、そんな言葉と同氏に、先輩から体を離した。


「思い出させてみせます。私…。私が先輩の彼女だって事を、思い出させてみせます!」


「お前が、……俺の?」


そんな先輩の問いかけに、私は、強く頷いた。


……決めた。


もう決めたんだ。



先輩の彼女にもう一度なるって。



ううん。……。


まだ、彼女って言っちゃダメかもしれない。


だって、あの関係は、カレカノと言えるようなそんなチャンとした関係じゃなかったから。



__________あやふやだったから。



……そう、私の気持ちも。