「はあ……」

私は、鏡の前で深いため息をついた。


「心菜〜〜っ!!!早くしなさい!学校に遅れるわよ〜〜!!!」

「はっ、はぁい!」


お母さんの声がしたから響き、我に帰る。


……いかなきゃ!!!


私は、カバンをがばっと掴み、家を出た。