__________ピーピーピー


「……んんっ。」


俺は、ボーッする頭の中、ゆっくりと目を開けた。


「ここ、は…」


目の前に広がる真っ白な風景。


フカフカ…とまではいかないが、弾力のある優しい手触りの……ベット。


「李雨…っ‼︎李雨…‼︎」

「……?」


そして、隣から響く若い女の声。


でも、その女はなぜかポロポロと涙を流している。


なんで……泣いてるんだ?


つか…、


「お前、だれ?」