俺は、キツく胸が痛んだ。

そんな想いの中、俺はそんな猫の親子から目をそらした。


__________その、時だった…。



ブォオー…。


向こうの方から、車のクラクションが聞こえてきた。


やばい。

俺はそう思った。


このままじゃ、親猫はもちろん。

子猫まで、死んじまう。


……クソッ!!


俺は、気づけば走り出していた。

迷いは、……なぜかなかった。


ただひたすら、子猫を助けようと、

とにかく、守りたいと、