そんな私を見て、優しくニッと笑う梨勢。

「よし、んなら伝えてこい!先輩に!」

「う、うん!頑張ってみる!」


そう思い、駆け出した時だった。


__________キィーッ


…なに!?


ノイズが響いたのだ。

耳がキーンと、痛む。


でも、私は構わず足を進める。


だけど、…


『結月 李雨さんが、一ヶ月の停学となりました。』

そんな放送が耳に入り、私は、直立不動になった。