永遠に君だけを

「よしっ、終わったぁ。弥生ちゃん、あっちに行こっ」
「うん!!」
仕事が終わった私たちは壁側に置かれている椅子に腰をかけて、入学式が始まるまで他愛もない話で盛り上がっていた。

「新入生が入場します。皆さん、拍手でお迎えください。」
いよいよ始まった入学式。
私は1人も逃さずに、新入生を見ていく。
1組が終わり2組。2組が終わり3組。3組が終わり4組と。
見つけられずに次々に過ぎてゆく。
いないのかなぁ、と諦めたその時。
黒髪の短髪。透き通るような綺麗な肌。息を呑むような綺麗な顔立ちの男の子に私は釘付けになった。
1年前の面影が少しあるような、そんな感じだ。
間違いない。あの子だ。
まだ肩幅のあっていないブレザー。裾の長いズボン。
真新しい制服に身を包む彼。
緊張しているのか、少し歩くスピードが早い。
…可愛い。