永遠に君だけを

だから話す機会が少なかった。
でも、部屋が隣ということで窓を開けて話をする時もあって、何でも聞いてくれる優しい光ちゃん。
「光ちゃんは好きな人いないの??中1の時はまだいなかったよね」
「いないよ。俺に好きな人とかガラじゃないでしょ??」
おどけてみせる光ちゃん。
半年ぶりに話したのに、気まづくならない。
光ちゃんから滲み出る優しさ。
可愛く笑う光ちゃん。
懐かしいと感じる光ちゃんの全て。
幼馴染みっていいなぁ…
改めてそう思った。
「やよ、久しぶりに一緒に帰ろうよ」
小学生の頃みたいに、“やよ”って。
すっかり声変わりしちゃって。
笑顔はあどけなくて可愛いのに。
光ちゃんも子供じゃないんだと思った。
「うん」
光ちゃんと歩く帰り道。
「何年ぶりだろう。こうして並んで帰るの」
いつもと同じ通学路なのに、違う道を歩いてるみたいだった。