永遠に君だけを

こんな偶然ってあるのかな。
私の心臓はドキドキと音を鳴らしていた。
応援はしていたが、試合よりも気になる目の前の男の子。
「なあ!」
「なにー??」
声をかけられ応答する彼。
「今何対何??」
「んーと、3-1で勝ってる」
「まじか!!っしゃ、応援するぞ!!」
「さっきまでしてなかったのかよ!!」
「いーやぁ、してましたけど…」
「ちゃんとしろよ、後水分補給もしっかりな」
「おう。やっぱお前は優しいな」
「ありがとな」
ニコニコと人懐っこい笑顔で笑った彼。
クールで大人びた顔は笑うと子供みたいになるんだ。
そんなことを考えて試合を観戦してると、ふと視線を感じて見た先には、彼。
「…」
「…」
男の子と目を合わせたりするのは苦手。
でも、そらしたくないと思った。
彼も目をそらさない。
まるで時が止まっているみたいに。