永遠に君だけを

準備運動をしているだけなのに輝いて見えるのは気のせいだろうか。
真面目に準備運動をしている彼に、目を奪われた。
ひとつひとつしっかりと丁寧にやっていく。
指の先まで綺麗に。
なんでかな。
あの子にだけ目を奪われてしまうのは。
遠くにいてもすぐに見つけられて、近すぎると直視できなくて。
すれ違う時はドキドキと胸がうるさくて。
目が合ったら心臓が飛び跳ねるような感覚になって。
笑顔を見れば嬉しくて。
悲しそうな顔をしてると悲しくなって。
「榎本??」
突然名前を呼ばれて振り返れば、隣の席の遠藤凛也くんだった。
「あれ??遠藤くん。どうしたの??」
男子と2人きりなんてドキドキする。
どうしよう、逃げたい…
「あぁ、ちょっと忘れ物してさ」
笑顔で話しかけてくる遠藤くん。
「そ、そうなんだ!!それは大変でしたね。お疲れ様です」
「なんで敬語??」