青い空

しばらく車を走らせて見えてきたのは、笹井総合病院。
結構、大きな病院だ。

俺は、この病院に生まれた時からお世話になっている。だから、昔からお世話になっている先生に診てもらうために、小児科に通っている。

蒼；「さあ、奏着いたぞ。じゃあ、俺は車を停めて来るから、先に受付して待合室に行っててくれ。」

奏；「はいはい、わかりました。」
俺は、適当に返事をして、車を降りた。蒼兄は、苦笑いを浮かべていた。

受付をすませ、小児科の待合で待っていると、名前を呼ばれた。

翔；「こんにちは、奏くん。調子どう？先週、発作起こしたみたいだけど、あれからしんどいみたいなことあった？」
看護師の翔くんが聞いてくる。

奏；「ないよ。あれから、別に、、、」

翔；「そっか、、。相変わらず、病院嫌そうだね（笑）。じゃあ、体温計で熱だけ測らせてね。」

俺が、返事をする前に翔くんに体温計を入れられた。