「キス!?!?」

私は思わず声を上げた。

隣では海斗が冷静な顔で立っている。

私は手元の台本にもう一度目を落とす。

間違いない。

そこにはキスと書かれている。

私は台本と海斗を交互に見つめた。

キス?こいつと?

無理だ、考えられない。