「あなたはだあれ?」



私はどれだけあなたに聞いたかしら?


5回、10回?


いいえ、もっとね

たくさんたくさん聞いたわね


あなたのことを、知りたかったから

だけど、まだまだ私の知らないことが、たくさんあるわ


月の光に照らされた、私だけの殺人鬼


「あなたはだあれ?」


今日も私はあなたに聞くわ







― END ―