店の奥に行くと
オジサンは小さめの綺麗な金色の細長い箱を持って来た。




夕『それですか??』



夕霧斗が口を開いた。




オ『まぁまぁそんなに急がないでちょうだいよ〜っ!!』



オジサンはニヤニヤと薄笑いをうかべながら言った…。



オジサンは椅子に座ると持っている箱を開けて見せてくれた。




箱の中にはリングが 二つ入っていて一つはピンクに輝いていてもう一つは青く輝いていた。




なんとも言えない美しさに夕霧斗と一緒に見とれているとオジサンが話しはじめた。




オ『このペアリングはね今日入って来たばっかりなのよ。』



だからさっき運命とか言ってたのか…




オ『それでね、このリングには不思議なパワーってのがあってね、その不思議なパワーってのがね……どちらかに、何か危険なコトがせまった時そのコトを危険なコトがせまっていない方に知らせるために光を放つの…。』





オ『長々とゴメンね。まぁそんな感じなんだけど…どうする??今なら名前を刻んであげるわよ??』




夕『何円ですか??買います。』



夕霧斗は買うことを決めたらしい…。



オ『学生でしょ??じゃぁ〜二万でいいわ。』



二万って私の一月分のお小遣じゃんっっ!!!




夕『はい。』パサッ



夕霧斗は財布からお金をだした。



ひ『駄目だよ!!私も一万だす!!!』



夕霧斗は驚いた顔をしてこう言った。



夕『俺はひかりの彼氏なんだから払わしてくれよ!!!格好付かないだろ??』




ひ『でも……』



夕霧斗は良いの良いの!っと言ってオジサンにお金を渡してしまった。




オジサンはまいどありがと〜っと言って“名前を刻むから下の名前を教えてね!"と言って紙とペンを出してきたので名前をかいておいた。