The universe privateer

「ご苦労でした。ウラヌス」

長い蜥蜴のような尾をユラユラと揺らしながら、ジュデッカは微笑する。

「首尾は?」

「上々です。惑星の連中は大した抵抗も出来ずに死んでいきました。俺たった一人相手に、何もできずに」

自慢げにウラヌスが言う。

「それは頼もしい…ウラヌス、能力値は幾つになりました?」

「先程計測した所、1300万と」

「1300万!」

ジュデッカは大きな黒い瞳を更に大きく見開いた。

「それは素晴らしい!宇宙私掠者達の中でも、ナンバー2の能力値じゃあないですか。よく頑張りましたね、ウラヌス。貴方の日々の切磋琢磨の賜物です」

「…お誉め頂き感謝致します」

ウラヌスは恭しく頭を下げる。