The universe privateer

そんな光球を。

「はぁあぁぁあぁあぁあぁあぁっ!」

マーズは両手から放った光線で受け止めた!

ジュデッカの光球と、マーズの金色の光線、空中で互角の撃ち合い!

両者は激しく鬩ぎ合いながら、衝撃波と爆風を周囲に放ち続ける。

地面が割れ、岩盤が捲れ上がり、熱量に草木が焼け焦げる。

そんな被害の中。

「はーーーーーーーーーーーーーーっ!」

マーズが更に力を込めた事で、ジュデッカの光球は相殺された。

大爆発と共に、惑星一つ消し飛ばすほどの光球が消えてなくなる。

「ば、馬鹿な…こんな事が…」

驚愕するジュデッカ。

最強の自分が。

最強である筈の自分を。

凌駕する者が現れるなんて。

「もう懲りただろう」

上空のジュデッカを見上げるマーズ。

「宇宙の片隅にでも消えて、大人しくしていろ」