The universe privateer

地面をバウンドしながら、転がっていくジュデッカの体。

「よく分かっただろう」

息一つ乱さずに、マーズは言った。

「宇宙には上なんて幾らでもいるんだ。自分が宇宙最強だなんて思い上がるな。今度悪ふざけをしていたら、命はないと思え」

「く…!」

歯軋りしながら、ジュデッカは立ち上がる。

「この宇宙最強の略奪者であるジュデッカ様に向かって…」

そして両手から極大の光球を発射!

「上から見下ろした物言いをするなぁっ!」

高速で放たれる光球。

ウラヌスはその威力を肌で感じ取っていた。

この光球はマズイ。

この惑星そのものを破壊できるほどの威力だ。

まともに食らわなくても、地表に直撃するだけで巻き添えを食って吹き飛ばされてしまう!