The universe privateer

一体何度踏みつけられたのか。

もうウラヌスの戦闘ジャケットの背中部分は粉々になり、露出した背中は紫色に変色している。

「虫けらの分際で、なかなかにしぶといじゃないですか。いえ、虫けらだからこそ、しぶといんでしょうかね」

ウラヌスを踏みつけたまま、グリグリと踏み躙るジュデッカ。

本当に体を貫通してしまうのではないかとさえ思わされる。

最早ウラヌスは呻く事さえない。

声なき悲鳴を上げ、目を閉じ、眉間に皺を寄せ、苦痛に耐え続けるしかない。

復讐の為に生き続けてきた。

故郷の惑星や一族の敵討ちの為、泥水を啜ってでも生き延び続けてきた。

死に物狂いで戦闘を生き延び、ようやくここまで戦闘力を高めた。

それでも勝てない。

それでも届かない。

マーズと二人、何とかここまで生き続けてきたというのに…!