ゲームの先には愛がある

次の日いつも通り学校へと向かっていた。



まるで昨日のことが夢のように感じる。



だって学年一のモテオトコだよ？



そんなこと知ったらファンクラブの皆様に何をされるかわからない。



でも私昨日決めたんだよね。



もう朔弥から逃げないって。



お昼休みになって朔弥が私に近づいてきて行った。



「昼一緒にいいか？」



久しぶりに朔弥の声を聞いた気がする。



「うん。」



私がうなづいて一緒に行こうとしたとき後ろから腕を引っ張られた。



「えー！二人はずるいよ！彩芽ちゃん俺もいれて？」



笑顔で私の元に来た笹倉くんに私は悩んだ。



すると朔弥は不服そうに言った。


「は？お前もなんでくんだよ？」


それに対して笹倉くんはいった。


「悪いけど彼氏でもないのにそんなこと言われる筋合いないから？」



私の目の前には火花がみえる。



「あー！わかった！みんなで食べよ？」


朔弥は不服そうな顔。



そんな顔を気にもせずニコニコしている笹倉くん。


屋上でご飯を食べたときは私が真ん中で二人は
両脇だった。



会話が全くない。



私は焦って言った。



「私、飲み物買いに行ってくるね！」



私は急いでその場をあとにした。



そのあと二人に会話があったことを私は知らなかった。