ゲームの先には愛がある

その言葉を聞いて朔弥は眉間にシワを寄せる。


「お前ふざけてんのか?」


ニコニコしながら笹倉 優くんも言った?


「ふざけてんのはどっちだよ?1人の女の子も幸せにできないくせにいってんじゃねーよ。」


いつも笑顔なぶん怒ってるのを見ると私まで怖くなってしまう。


すると朔弥は言い返せずに下を向いていた。



すると笹倉くんは私の手を引いて走り出した。


「笹倉くん!?どこに行くの?」



「デート!行きたくて!美味しいもの食べに行こうか?何食べたい?」



「しゃぶしゃぶの食べ放題!」



それを聞いて笹倉くんは吹き出して笑った。


「さすが!いつも彩芽ちゃんは期待を裏切らないよね?」


「だ、だめだった?」


焦りながら言う私に顔を横に振り言った。


「彩芽ちゃんには笑顔しか似合わないよ?泣きたいときは俺の胸で泣けばいいから。」


その言葉にゆっくりうなづいた私の頭を優しく撫でた。