ゲームの先には愛がある

「神宮寺くん!なんでもないよ!」


そう言って私は走り出そうとしたのにその動きを神宮寺くんに止められる。


「大丈夫じゃねーじゃん!なんで頼らないんだよ!」


そう言われ私はその場で泣き崩れた。


「私ねゲームだってわかってるのに朔弥が他の女の子とキスしてるの見てその場にいられなくて」


神宮寺くんはただそれをうなづいて聞いてくれた。


それだけでも救いだった。


神宮寺くんはカフェに連れて行きタルトをご馳走してくれた。