ゲームの先には愛がある

「待って?試合は!?」


私が急いで心配すると朔弥は吹き出して笑い始めた。


「自分の怪我より球技祭の結果かよ?」


私はうなづいた。


するとため息と共に教えてくれた。


「さっき裕也から連絡あって優勝したらしいぞ?」


私はとびきりの笑顔で朔弥に言った。


「ありがとうね!」


すると朔弥は顔を赤くして言った。


「その顔はずるい!」