「けど?」


私が心配そうに聞くと鴻池は言った。


「けどいい加減鴻池って呼ぶのやめてくんない?せめて朔弥くんか朔弥だろ!」


「は?嫌だから。」


真面目に言ってるのに鴻池は笑い始めた。


「なに恥ずかしくて呼べないとか?」


私はイラついていった。


「なによ!私にだって呼べるわよ!」


すると得意げな顔になり言った。


「じゃー言ってみな?」


「さ、くや」


すると満足そうに笑っていった。


「よくできました!」