翌日のお昼休みに、くるみと森野キャプテンと話し合い、最初のジャグやタイマーの準備と、練習終了後のボールやタイマーの片付けを1年生の部員に手伝ってもらうことになった。

練習中のドリンクの補充や、部室の清掃、ナンバリングやユニホームの管理は、引き続き私たちの仕事だけど。

その翌日のお昼休みには、くるみと高橋くん、そしてなぜか杉田と一緒に、1年生の当番表を作った。

当番表は、3つのグループに分けた。
"準備係"、"片付け係"、そして"ジャグ係"。
マネージャーはそれぞれ1人づつ配置して、そこに1年男子を3人もしくは4人入れていく。

「近野のところは、俺が入ります。じゃないと、近野は男子に頼んで仕事しないから」
「そうだな。じゃあ頼むよ」
「あとは適当でいいですよね?
先輩たち、遠慮しないでどんどん指示してくださいね」

杉田と高橋くんが話しながら、グループ分けをしていく。
私とくるみは2人が決めていくのを、学食でカフェオレを飲みながら見ているだけ。

しばらくすると、
「佐伯、こんな感じでいいか?」
出来た当番表を、杉田が私たちに見せてきた。

私とくるみは確認すると、
「うん、いいんじゃない」
「そうだね」
と頷きあった。

そして、その表に"ドリンク補充"、"部室の清掃"、"ナンバリング·ユニホーム管理"と書き足した。