「ほら、38.9度。なーにが、37.3度だよ」 「そんなの間違いだもん!ひぃは大丈夫だもん!!」 「ダメね」 私と翔弥の言い合いを、遮ってママが言った 「あんたが、自分のこと、ひぃって言うときは、本当にしんどいときだから」 「え?」 私、ひぃなんて言った? 確かに小さい頃は言ってた記憶があるけど.. 「とにかく明日はゆっくり寝てろ?な?」 二人が心配して言ってくれてることは分かってた