姫奈はテキパキとみんなに配っていく もうすぐ三年の先輩にとってラストの大会が控えている 二年の俺たちにとっても大事な大会だ 「萌子先輩!」 姫奈が突然声を上げた 「え?!」 萌子先輩とは、三年のマネージャー 姫奈が叫ぶから驚いてる 「そんな重いの持たないでください!怪我したらどーするんですか!」 私が代わりますと言わんばかりに、姫奈が萌子先輩の荷物を引き受ける