「コンビニにコーヒー買いに行く椋平には、時々会うよ。ついでみたいな感じで」
―未侑、本当にコンビニに行くためだと思ってたの?
「え?違うの?だって遅くまでしてたら眠くもなるしコーヒーで眠気覚ましにするんでしょ?」
―バカねー。そんなの、未侑に会う口実に決まってるじゃない
「え?」
私に会う口実?
なにそれ。
どういうこと?
コンビニに行くっていうのが嘘?
でも、確かに椋平はコンビニに入っていくし。
もう少し一緒にいたいと私も中に入ろうとすると迷惑そうにするし。
「だから、友花の勘違いじゃないの?」
一通り説明した私は、信じられなくてそう言った。
―あのねぇ。コーヒーなんか、職場に自販機があるに決まってるでしょ!
「え、そうなの?」
―わざわざエレベーターを何十階も降りてコンビニに行く馬鹿がいるわけないでしょ!しかも、たまたま未侑が通っている時に!
「で、でも、すぐ別れちゃうんだよ?」
―仕事中なんだから、そんな席はずせるわけないじゃん。それに、夜中でしょ?あまり未侑を引き止めたら危ないって思ってんじゃないの?


