夢の、同棲生活(仮)が始まった。
ドキドキ、わくわくの・・・。



現実は、そう甘くはない。




結局夕食の片づけも椋平がしてくれた。
そして、お風呂の準備も、すべてをてきぱきとこなしていく椋平に私は、なにもできずただオロオロとみているだけ。




「お風呂、どうする?入れてやろうか?」

「えっ!?」



一緒にお風呂!?
そんなの、初めて。

いちゃいちゃしたり、あんなことやこんな事・・・。



「その手じゃ満足に体洗えないだろ?洗ってやるからおいで」

「・・・え」



洗ってくれるって・・・。




「ちょ、ちょっと待って、なんで椋平服着てるの?」

「は?当たり前だろ」




当たり前って、一緒にお風呂は!?
甘々入浴タイムは!?