アパートに入ると乱暴に靴を脱ぎ捨て、中に引っ張り込まれそのままベッドまで連れられた。
「わっ!」
ベッドに投げられるように飛ばされた私の上に、馬乗りになる椋平。
見上げる椋平の表情には余裕がなく、ギラリと瞳が光る。
私は息をのみ、そのまま椋平を見上げる。
「りょうへ・・・あの、シャワー」
「待てない」
そう言って、椋平に暴かれていく身体。
強引だけど、優しい椋平の手に、私はすぐに溺れていく。
「お前、コーヒーの匂いだ」
掠れた椋平の声が耳を掠め、甘い痺れを身体に与える。
身体に触れる椋平の手が、とても優しくて。
私はその喜びに、身体を心を溺れさせていった。


