「・・・椋平は、私の事どう思ってるのかな?」
本当は怖い。
聞くのなんて、怖くて・・・。
でも、聞かなくちゃ、意味がない。
「私はっ、椋平の事好きだよ。好きで、好きで・・・っ、もっと一緒にいたいし、デートだってしたいし・・・でも、お互いの仕事ですれ違ってるのわかってるし・・・。それは、椋平のせいじゃないから・・・」
溢れだした想いは止められなくて。
次々と堰を切ったように溢れ出してくる。
「やっぱり、もっと椋平にも私の事好きになってほしいって・・・私の事、もっと・・・っ」
その言葉は、椋平の唇によって塞がれてしまった。
私は、思わず目を見張り固まってしまう。
強引に塞がれた唇は押さえつけられるように重ねられていて。
椋平の大きな手が私の頭と腰にそれぞれ強く支えられている。
思わず身じろぐけど、椋平は放してくれない。
突然で、息の仕方を忘れた私は、息苦しさに口を開けた。
ぬるりと、その隙間から椋平の舌が入り込んでくる。
「んっ・・・!?」


