目をあけた。 真っ白な天井と、鼻につく消毒の匂い。 病院・・・? 何度か瞬きをすると、辺りでガタガタって音が聞こえた。 「未侑!?」 顔を覗かせたのは、椋平だった。 椋平・・・? なんで、椋平がいるんだろう。 「よかった」 その向こうには店長まで。 あれ? 私、どうしちゃったのかな。 2人ともすごく悲しそうな顔で、目が潤んでる。 状況がわからなくてぼんやりと二人を眺めた。 「未侑、ごめん。気づいてやれなくて。ごめん」 椋平が、苦しそうにそう言った。 なんで、謝ってるの?