次の日、カフェに行っても思い切り避けられ、同僚の男にまで邪魔をされた。
なにかを知っている風だったのが、少し気になった。
途中、顔を青ざめた未侑が取り乱したのを宥めた男が奥に未侑を連れて行くと、そのあと未侑は表に出てくることはなかった。
俺も仕事があったから、結局はなすこともできずカフェを出た。
未侑と話がしたい。
誤解しているなら、その誤解を解いて。
俺には、未侑しかいないって。
本気でそう思っているのに。
いつも言葉が足りないと言われて。
でも、最近は少し態度で示すようにしてた。
未侑だって、楽しそうにしてたし。
水族館だって、幸せそうにしてた。
それなのに、なにがいけなかった?
もっと好きだと、愛してるといえばよかったのか?
なんで、なにも話してくれないんだよ。


