「また、追いかけられたりとか・・・」

「違うんです・・・、追いかけられては・・・でも・・・」




言うべきだろうか。
店長に、心配かけるのも・・・。

でも、もう一人で抱え込んでいるのもしんどくなってきていた。


椋平にそろそろ言った方がって思ってたけど、なかなか言えなくて。




椋平と連絡すらここの所取れていないし。
あまり、向こうからくる方ではなかったから余計こちらから送る余裕がなくてそのまま連絡は途絶えていた。





「・・・手紙が」

「手紙?」

「手紙が届くんです。・・・いつも見てるとか、彼氏と別れろとか・・・そういう事が書かれた手紙・・・」

「は!?お前、いつから!」

「あの・・・追いかけられた日から・・・」

「なんで言わなかった!」




店長が声を荒げる。
私は顔を俯かせた。
店長は、ハッとしたように口を抑え、憤りを拳を握りしめて抑えた。